こんにちは!うまい米ショップ店長の酒井です。
今日はお米の保存方法について話したいと思います。
実はお米は他の農産物とは違い水分量が少ないため、腐りにくいです。
その為、常温で保存することにより心配するのは、腐ることよりもまず「虫の発生」や「カビが生えること」を心配した方が良いのです。
夏場のお米の保存時に気を付けたい事は色々とありますが、特に気にしたいのは、温度・湿度などの保存環境です。
保存環境が悪いとお米の味が落ちるだけではありません。
例えば、お米を20℃以上の環境に置いておくと虫の発生率が上がり、湿度が高ければカビの発生にもつながります。
お米を保存する際に避けたい、虫・カビの発生。
それらを防ぐために効果的なのが、お米の虫除けと備長炭です。
お米の虫よけには、スーパーなどで売られているお米専用の虫よけ商品や、鷹の爪やニンニクなどなど…
比較的簡単に手に入る身近な物が効果を発揮し、お米と一緒に入れておくだけでOKです。
また、カビの発生を防ぐためには、備長炭などの「炭」がおすすめです!
備長炭はお米と一緒に炊くことで、お米がふっくらするというイメージが強いのですが、お米を美味しく炊くだけではなく、湿気吸収・脱臭の効果もあります!
こちらもお米と一緒に入れておくだけで大丈夫です。
お米の虫・カビ予防には、なるべく空気に触れさせないことも効果的です。
しかし一人暮らしの方や、米を10kgからなど大量に購入する方は、開封してからなかなか使い切ることをできず、空気に触れさせる時間が長くなってしまいます。
理想としては、お米の量を少なく購入して早く使い切ることなのですが、それが難しい場合にお勧めなのが、圧縮袋を使用しての保存方法です。
購入後の米袋と防虫・防カビに効果があるものを一緒に圧縮袋に入れます。
圧縮袋の中の空気を抜き、直射日光の当たらない冷暗所に置いておけば、お米を温度の低い場所で、かつ真空に近い状態で保存することが出来ますよ!
米の保存として気を付けたい温度と湿度の管理は、冷蔵庫で保存することにより簡単にすることができます。
家の中の冷暗所で保存することも可能なのですが、夏場になると、冷暗所を確保するのも難しくなります。
その点冷蔵庫であれば、お米にとっての快適な温度「15℃以下」を簡単に維持でき、湿度の調整も冷蔵庫がしてくれます。
おすすめの保存方法は「お米の虫除け・備長炭を入れる」「圧縮袋を使う」「冷蔵庫で保管する」の3つ。
- 一番おすすめなのは「冷蔵庫での保管」
- お米は腐りにくいものの、「虫の発生」や「カビが生えること」を心配した方が良い。
お米の中でも購入頻度が多い白米の賞味期限は、精米後2週間とおっしゃる方もいらっしゃいます。
それだけ、お米の美味しさは逃げやすく、常温保存の難しさが分かりますね。
でずが、お米を適切な環境で保存する方法を始めることで、賞味期限は長くなり、夏場のお米も美味しく安心して食べることができます!
皆さんも夏場のお米の保存方法には気を付けましょう!
では、また来週(^^)/